企業ビル敷地内の緑地空間を施工。この緑地は、来訪者はもちろん、スタッフ・従業員や近隣住民にも利用されます。広々とした園の中心に木製のオリジナル遊具を設置しました。
現場は海岸沿いに位置します。潮害の可能性を考慮し、海岸付近で栽培実績のある植物を選定、植栽しました。
シャビーで無骨な雰囲気のある建築デザインに合わせ、緑地空間のレンガ舗装にも年月を経たような、所々抜け落ちのある仕上がりが求められました。現在、レンガ舗装の主流は、インターロッキング工法といって、レンガ通しを側面でかみ合わせて固定する方法が一般的です。ですが今回のような場合、この工法では抜け落ち部分のレンガが固定されず、将来的に段差が発生し、通行者の危険となることが予想されます。そこで、今回の施工では、ちょっとした工夫でレンガを固定しています。現在ではレンガの抜け落ち部にも芝生や草花が入り込み、空間の雰囲気づくりに一役買っています。